昨年6月内閣府主催の「女性のチャレンジ賞」を受賞した株式会社信濃路代表取締役社長、西平都紀子さんの受賞記念祝賀会が19日夜、和歌山市のダイワロイネットホテル和歌山で開かれました。
「女性のチャレンジ賞」は、起業,NPO法人での活動,地域活動等にチャレンジすることで輝いている女性個人,女性団体・グループ等を,男女共同参画担当大臣から顕彰するもので,平成16年度から実施されていますが、法務省出身では和歌山では西平さんが初めてとか。
西平さんは,平成7年に31歳の若さで社長に就任。6店だった店舗を20年間で15店舗に拡大するなど経営者としての手腕、また和歌山の夏の風物詩となった「おどるんや〜紀州よさこい祭り〜」を立ち上げにるなど地域貢献活動も知られていますが、今回の受賞は、刑務所出所者らに対して,その前歴を承知の上で雇用するなど,雇用を通じた社会復帰支援に尽力したことが評価されました。
祝賀会は、仁坂知事、国会議員、青年会議所やおどるんやのメンバーなど約400人が集まりました。艶やかな着物姿の西平さんは「私自身が、若い頃レディースのリーダーとして悪いことばかりして親を泣かせる子供でした。阪神大震災の日に父が亡くなり跡を継ぎました。高校中退の私が経営者としてちゃんとやっていけるか不安でいっぱいでしたが、青年会議所に入ったのをきっかけにいろんな方に助けて頂いてここまでやってきました。(出所者の雇用については)人は変わることができます。過去は変えられないが、未来は変えられる。今後も新たな目標に向かって歩む方たちを応援していきます」と感動的な挨拶を述べていました。なかなか出来ることではありません。脱帽です。