2012年12月31日

追悼!吉宗君

 和歌山城の野良猫「吉宗君」がこの暮れ亡くなってしまいました。いつも通う和歌山城では、私にとって一の橋の樟樹(愛称くすのきさん)がパワースポットであるとすれば、護国神社の参道近くで逢う「吉宗君」は癒しの存在でした。11月末に亡くなったらしい、との噂を聞きましたが、散歩に行くたびにひょこっと姿を見せてくれるような気がしてその死を認めたくなかったのですが、かわいがってくれていた人たちが亡くなった付近に木と石で墓を作り、花が添えられているのを見て、悲しい事実を思い知りました。

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(威風堂々 在りし日の吉宗君)
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(吉宗君を亡くなったと思われる付近に愛した人が作った墓)
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(11月はじめ、最後に会った時の吉宗君)

 
 吉宗君と出会ったのは、私が8年前に和歌山に来た直後だったと思います。お城の樹齢約450年というクスノキさんとその祠にお参りし、城内を一周するのを日課にしていましたが、ある日護国神社近くの石垣の細い道を歩いていると、吉宗君とすれ違ったのです。ほかの野良猫は、エサでも持っていたら別ですが、人の姿を見るとパッと身構え逃げますが、吉宗君は違いました。けもの道のような細い道をのしのしと歩き続け、私と何事もなかったようにすれ違って去っていきました。そのあまりにものの貫録に私は思わず「今のは何者?」とつぶやき、振り返って「ちょっと待たれい!」ならぬ「ちょっと待って!一緒に写真撮ろう」と声をかけたのです。
 そしたらあろうことか吉宗君は、私の声に反応して振り返り、戻ってきてくれ、足元に寄り添ってあいさつをしてくれたのです。それ以来私は勝手に「吉宗君」と名付け、親友のようなお付き合いをしてきました。
 私が何度かブログで書いたこともあり、フェイスブックなどで話題になったこともありましたが、お城に行くたびに吉宗君と触れ合うことが楽しみというか当たり前の日課になっており、姿が見れない日は大丈夫かと心配になるなど私にとってはなくてはならない存在となっていました。
 11月初めだったと思うのですが、護国神社参道近くで逢った際に、いつもは寝ていても声をかけると目を開け尻尾を振るなど応えてくれるのに、その日は目をつぶったまま体を丸めたままだったので悪い予感はしたのですが…。
 いつもそんな心配をよそにのしのしと姿を現してきた吉宗君だけに、今回もひょっこり出てくるような期待が捨てきれなかったのですが、別れは現実のようです。
 吉宗君たくさんの癒しと思い出をありがとう!
posted by nkouji at 21:31| Comment(0) | 和歌山城物語
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