ダメ,ゼッタイ危険ドラッグ撲滅キャンペーンが4日午後、和歌山市松江のガーデンパーク和歌山で行われ、私も参加してきました。和歌山県福祉保健部薬務課、和歌山県薬物乱用対策本部と和歌山南ロータリークラブ(島村辰彦会長)の共催で行われ、買い物客らに「ノー!ドラッグ、危険ドラッグもダメ。ゼッタイ」と訴えるパンフやティッシュを配って呼びかけました。
キャンペーンには、県の担当者やロータリーの会員に加えて、2015紀の国わかやま国体のマスコット、きいちゃんや薬物乱用防止キャンペーンのマスコット「ダメ。ゼッタイ君」のぬいぐるみも登場、子供たちの人気を集めていました。
覚醒剤や大麻などの違法薬物の危険性はもちろんですが、これとよく似た成分を含む「脱法ハーブ」が07年ごろから流行、催眠・興奮・幻覚作用などを引き起こす成分を含みその危険性が指摘されていましたが、違法薬物と化学構造の一部が異なっていることから、薬事法の指定薬物の対象から外れ、「脱法ドラッグ」「脱法ハーブ」「合法アロマ」などの名称で街に出回っていました。
しかし今年に入って、吸引・飲用者による交通事故や死亡事件が急増、6月東京池袋で脱法ドラッグを吸引した男の乗用車が暴走、死者1人・重軽傷者7人を出すという事故をきっかけに、厚労省と警察庁は呼称を「危険ドラッグ」に改めました。このため今回和歌山南ロータリークラブでは、その危険性を伝えるため「危険ドラッグ」に改めたのぼりやたすきを作成して寄贈しました。
福田泰博・県薬務課長は「薬物や危険ドラッグの危険性を特に若い人や子どもたちに訴えることが出来ました。寄贈された新しいのぼりやたすきは明日もキャンペーンで使うなど有効に活用していきます」とあいさつしました。