2014年10月27日

2014年度の和歌山県文化表彰の表彰式

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(仁坂知事から表彰される受賞者)
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(受賞者を代表してあいさつする洋画家の野田裕示さん)

 2014年度の和歌山県文化表彰の表彰式が27日午後2時から、和歌山県庁の正庁で開かれ、仁坂吉伸知事から受賞者に表彰状のほかメダル(徽章)と副賞が贈られました。

私も文化賞の選考委員(今年は選考委員長の大役も)を担わされ、表彰式とその後の受賞者との交流会に参加させてもらいましたが、改めて和歌山県の文化人の多彩さ、奥深さのようなものに触れることが出来、楽しい時間をもつことが出来ました。

 県文化賞は1964年度から始まって今年度で51回目、、文化賞に御坊市出身で東京都在住の洋画家、野田裕示(のだ・ひろじ、62歳)さんをはじめ文化功労賞1人、文化奨励賞に個人2人と1団体が選ばれました。
文化賞受賞の野田さんは、アクリル絵の具をレリーフに自在に描き、独自の抽象画の世界を展開、12年には東京の国立新美術館で回顧展を開くなど、意欲的な創作活動を続けています。
 文化功労賞受賞の日本貝類学会評議員の湊宏(みなと・ひろし、75歳)さんは、白浜町出身・在住で、高校で教員をしながらカタツムリの研究を行い、京都大学から理学博士を授与されたほか、県のレッドデータブックを改訂する時にも、貴重な貝類のリストアップを行うなど「カタツムリ先生」として知られています。
 文化奨励賞は、和歌山市出身で大阪市在住の作曲家・石黒晶(いしぐろ・さやか、60歳)さんと、和歌山市出身で東京都在住の建築家・広谷純弘(ひろたに・よしひろ、57歳)さん、和歌山市の「岡崎団七踊保存会(おかざきだんしちおどりほぞんかい)」がそれぞれ受賞しています。
 仁坂知事は「各分野で研鑽を積まれ、我が国の文化の向上発展に尽くしてこられた方々ばかり。皆様の業績は本県の誇りであり、賛辞をお贈りしたい」とあいさつ。
 受賞者を代表して野田裕示さんは「一生の仕事として創作にのめり込んでいますので、あまり周囲の目は気にせずやってきましたが、思わぬ表彰をいただき感謝しています。今まで以上に創作に励み、後進の育成などにも貢献したい」と述べました。

□和歌山放送ニュース再録
◎平成26年度和歌山県文化表彰の表彰式(写真付)
 今年度(2014年度)の和歌山県文化表彰の表彰式が、きょう(27日)午後、和歌山県庁の正庁で開かれ、文化賞に輝いた御坊市(ごぼうし)出身の洋画家・野田裕示(のだ・ひろじ)さん62歳4人と1つの団体に、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事から賞状やメダルなどが授与されました。
仁坂知事(右)から表彰される野田さん(左)(10月27日・和歌山県庁て).jpg
仁坂知事(右)から表彰される野田さん(左)(10月27日・和歌山県庁にて)

 県・文化表彰は、文化の向上や発展に功績のあった和歌山県出身やゆかりの人を表彰するもので、昭和39年度(1964年度)から始まり、今年度で51回目となります。
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受賞者らの記念撮影

 今回は、文化賞と文化功労賞がそれぞれ1人、文化奨励賞に個人2人と1団体が選ばれました。
文化賞を受賞した御坊市出身で東京都在住の洋画家・野田裕示さん62歳は、アクリル絵の具をレリーフに自在に描き、それらを組み合わせた作品を数多く手がけ、おととし(2012年)には東京の新国立美術館で回顧展を開くなど、意欲的な創作活動を続けています。
 表彰式で、野田さんは、受賞者を代表して挨拶し、「歴代受賞者には、第1回の洋画家・川口軌外(かわぐち・きがい)をはじめ、日本を代表する芸術家が名を連ねていて、驚きと嬉しさと尋常でない緊張と責任を感じている。これからも今まで以上に創作に励み、より多くの県民に楽しんでもらうことで貢献したい」と述べました。
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あいさつする野田さん
 このほか、文化功労賞を受賞した日本貝類学会評議員の湊宏(みなと・ひろし)さん75歳は、白浜町出身・在住で、高校で教員をしながらカタツムリの研究を行い、京都大学から理学博士を授与されたほか、県のレッドデータブックを改訂する時にも、貴重な貝類のリストアップを行うなど、「カタツムリ先生」として慕われています。
 また、文化奨励賞は、和歌山市出身で大阪市在住の作曲家・石黒晶(いしぐろ・さやか)さん60歳と、和歌山市出身で東京都在住の建築家・広谷純弘(ひろたに・よしひろ)さん57歳、それに、和歌山市の「岡崎団七踊保存会(おかざき・だんしちおどりほぞんかい)」がそれぞれ受賞しました。
posted by nkouji at 17:03| Comment(0) | 和歌山の文化イベント

2014年10月26日

オールドタイムで「ソウルバナナ」のライブ

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 和歌山のライブハウスOLD TIME(オールドタイム)で26日夜あった「ソウルバナナ」のライブ覗いてきました。ライブは、われわれ団塊の世代にはたまらないジャニス・ジョプリン、キャロル・キングから松田聖子まで懐かしい名曲ばかりでたのしい時間を過ごせました。
 特に6畳の下宿でLPが擦り切れるほど聴いたャロル・キングの作詞・作曲「You've Got A Friend ユーヴ・ガッタ・フレンド」ではなかったでしょうか、なつかしいメロディーについ学生時代にタイムスリップしました。
 ところで和歌山ミュージックシーンの担い手として頑張っているライブハウスOLD TIME(1987年創業、和歌山市北新 5-70、電話073-428-1950)に行き、マスターの松本さんの姿をみると元気をもらいます。
 今回のように地元アマチュアバンドから、ジャズのロン・カーカー(今年は12月17日、THE TRIO〜プレミアム ジャズ ライブ〜としてロン・カーター(B)のほかルイス・ナッシュ(Ds)山口武(G)が来演)など国内外の大物プロミュージシャンまで、年中無休で多彩なジャンルのライブを開催し続けているのは大変なことで頭が下がります。
posted by nkouji at 00:00| Comment(0) | 和歌山を歌の街に

2014年10月25日

わかやまの底力・市民提案実施事業

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 わかやまの底力・市民提案実施事業の「でき ることからすぐやる部門」中間報告会=写真=と「翌年度で実施したい部門」の2次選考会が、25日開かれ、選考委員として参加してきました。
報告会は、午前9時半から、和歌山市本町のフォルテワジマ6階の「和歌山市NPO・ボランティアサロン」で開かれ、午前中は「でき ることからすぐやる部門」に採択された和歌山市語り部クラブの「1万人のガイド計画」など8つのグループ・団体が、プロジェクターやパンフレットを使いながら7人の選考委員を前に企画内容を説明しました。
午後からは「翌年度で実施したい部門」2次選考会があり、1次選考会を通過したホッピングの「ママカレッジ 多様な働き方の実現に向けて」など、5グループ・団体が提案事業の意義や重要性をアピール、選考委員との間で熱心な質疑が公開で行われました。
「底力事業」は2004年から実施しているもので、今年が10年目です。
 審査は、「公益性」や「先駆性・独創性」、それに「和歌山市らしさ」など6つの基準で採点され、この結果、1位には、山東まちづくり会が浄水発生土(じょうすいはっせいど)を園芸用の土に再利用して販売しようという「土は、花も心も育む事業」が選ばれるなど得点順に優先順位が決まりましたが、いずれも応援したくなる事業ばかりで、選考委員泣かせの選考会でした。
今後、和歌山市では、この優先順位を参考に、尾花市長が2〜3件を採択することになっています。
posted by nkouji at 11:15| Comment(0) | 和歌山元気印

2014年10月23日

人間万歳に和歌山市医師会の前会長、田中章慈さん

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和歌山放送お昼の番組「小田川和彦のお昼は全開!リクエスト」内のコーナー「人間万歳」(毎月第4木曜日)が23日午後2時20分から、ゲストに前和歌山市医師会会長の田中章慈さん(和歌山南ロータリークラブ職業奉仕委員長)を招いて放送がはじまっています。
テーマは、「感染症について」。これから心配なインフルエンザはもちろん今アフリカを中心に猛威をふるっているエボラ出血熱についても触れながら、その防禦方法や対策など
タイムリーで貴重な話をされています。
posted by nkouji at 14:25| Comment(0) | 和歌山放送のこと

2014年10月04日

ダメ,ゼッタイ危険ドラッグ撲滅キャンペーン

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ダメ,ゼッタイ危険ドラッグ撲滅キャンペーンが4日午後、和歌山市松江のガーデンパーク和歌山で行われ、私も参加してきました。和歌山県福祉保健部薬務課、和歌山県薬物乱用対策本部と和歌山南ロータリークラブ(島村辰彦会長)の共催で行われ、買い物客らに「ノー!ドラッグ、危険ドラッグもダメ。ゼッタイ」と訴えるパンフやティッシュを配って呼びかけました。
 キャンペーンには、県の担当者やロータリーの会員に加えて、2015紀の国わかやま国体のマスコット、きいちゃんや薬物乱用防止キャンペーンのマスコット「ダメ。ゼッタイ君」のぬいぐるみも登場、子供たちの人気を集めていました。
 覚醒剤や大麻などの違法薬物の危険性はもちろんですが、これとよく似た成分を含む「脱法ハーブ」が07年ごろから流行、催眠・興奮・幻覚作用などを引き起こす成分を含みその危険性が指摘されていましたが、違法薬物と化学構造の一部が異なっていることから、薬事法の指定薬物の対象から外れ、「脱法ドラッグ」「脱法ハーブ」「合法アロマ」などの名称で街に出回っていました。
しかし今年に入って、吸引・飲用者による交通事故や死亡事件が急増、6月東京池袋で脱法ドラッグを吸引した男の乗用車が暴走、死者1人・重軽傷者7人を出すという事故をきっかけに、厚労省と警察庁は呼称を「危険ドラッグ」に改めました。このため今回和歌山南ロータリークラブでは、その危険性を伝えるため「危険ドラッグ」に改めたのぼりやたすきを作成して寄贈しました。
 福田泰博・県薬務課長は「薬物や危険ドラッグの危険性を特に若い人や子どもたちに訴えることが出来ました。寄贈された新しいのぼりやたすきは明日もキャンペーンで使うなど有効に活用していきます」とあいさつしました。